話題の「人脈なんてクソ!」発言につきまして

11月11日放送のテレビ番組『林先生が驚く 初耳学!』(MBSTBS系、毎週日曜22:00~)の冒頭のコーナーで、最近ネットニュースで話題を呼んだ発言として

【 人脈なんて言葉を使っている奴はクソ!】

を、紹介していた。

発言の主は、クリエイティブディレクターの三浦崇宏氏。ネットメディア「R25 20代ビジネスパーソンのバイブル」での、私の人脈論というインタビュー特集での記事からである。

三浦氏は大胆に「人脈は地球上で最も下品な言葉」とも言っているが、「無駄な人間関係など存在しない」と提言しており、人脈そのものを否定しているのではないと取れる。「この人と関わったらプラスになるか、などわからない」だからこそ、自分に有益が無益かを先に判断して、人脈を意図的に作ろうとすることの無意味さを「クソだ」と言っているのだ。

林先生も「人脈なんて言葉を使っている奴はクソ!」(面白いから何度も書く)には、同感だと強く言い切った後、自身の人脈論をアニメの主人公2人に例えて解説していた。

ワンピースのルフィ型=損得を考えずに、仲間として一緒にやっていこうと誘い集う

北斗の拳のケンシロウ型=堂々たる1人として自立する自分の姿を見て、集まってきた人とつながる

そして、自分はケンシロウ型でありたいと締めくくっていた。

皆さんはどう感じるだろうか。もちろん人脈っていいものだ。人間社会に生きていく上で、仕事をしていく上で、人脈があれば「楽」なのだ。宝となることも多いだろう。その一方で、人脈ありき、人脈だけに依存して、個人を高めていこうという意識がないならば、本来なら脈々と流れて出会うべき人と人をつないでいくはずの「人脈」という恩恵そのものを無駄にする人になってしまうだろう。そして、人脈にすがりたがる人は、人脈で人の価値を決めがちでもある。

人脈を作るのも、活かすのも、腐らせるのも、個人の在り方ひとつではないだろうか。出会った人すべてに無条件に「仲間」としてのつながりを求める必要も、出会った意味を無理やり決めつける必要もない。紹介、偶然、偶然という必然、どんな出会いも、先の未来は未知数である。「自分にとって有益か無益か」で判断してしまうより、出会いを経験として活かす知恵を駆使して行動を起こす方が格段と生産性の高い人生になる。

そうなると、三浦氏の言葉が再び響く。「機会を探すくらいなら、自分で作った方が早い。とにかく、自分自身が何かの主語になるしかない。徹底的に主語でありつづければ、人のつながりなんて自然と生まれてくる」。

自分の人生の「主語として生きる」。まずは、ここからではないだろうか。