連休中に『家を片づけたい人』が第1位

『この連休をどう過ごすか』のアンケート(明治安田生命)では「自宅でゆっくり」が最も多く、74.7%。さらに、10連休を前に週刊誌(週刊ポスト)が読者806人を対象に行った『ゴールデンウィーク中にやりたいこと』のアンケートで、第2位の『旅行』を抑えて1位になったのは

   掃除・片づけ

だったそうです。

自宅にいる時間が十分に取れる大型連休中こそ、今まで手をつけられなかった大がかりな掃除や片づけ、連休で帰省中の実家の片づけに取り組むチャンスです。実際に、「数日間かけて集中して取り組まないとならないほどの量のモノ」を抱え込んでいる家庭も多いのでしょう。

働き方改革の施策の一環として「職場環境改善の型づけ・トリサル」を企業に導入している中で、「会社もだけど、家も片づけたい。いや、片づけないと」という社員の方々の声をよく聞きます。

自宅の片づけは気が重いという人が圧倒的です。誰もが「どうやったらより多く潔く捨てられるか、限りなくモノが減らせるか」で悩みます。実家の片づけともなると、ご両親やご家族と喧嘩になってしまう原因のほとんどが、「なぜ、こんなものが捨てられないのか?」「これはゴミでしょう?」「いい加減に捨てて」といった言葉だと言われます。

「捨てるモノ」「捨ててよいモノ」に対する判断、価値観、感情、執着心は、人によって違うものですから、お互い理解し合えず、迷ったりもめたりしてしまうものです。

一般的に、

   片づけ=捨てる

と思われていますが、実は「捨てる」や「量を減らす」ことが、片づけや整理整頓のゴールではありません。これは会社の整理整頓も家の片づけも同じです。企業向け環境整備の指導セミナーで最初にお話しするのも、この部分です。整理整頓や片づけに必要なのは4つのステップのみで、それは、

   出す・分ける・選ぶ・しまう

このステップの中に「捨てる」はありません。片づけをする技術や過程として「捨てる」に重要性はなく、『出す・分ける・選ぶ・しまう』の最終段階に必然的に行うだけのシンプルな「行為」なのです。

「捨てれば片付く」は物理的な事実です。しかし、「捨てることが大事」「捨てれないことは人として劣る」などと勘違いのプレッシャーで疲弊すれしまっては、片づけ自体が途中で止まってしまいますし、無理やり進めるとこで、誰かの心に納得できない感情が残ったままでは、必ず後悔とリバウンドが起こりはじめます。

企業向けの指導では「出して分けられれば、まずはゴール達成」とお伝えしています。また、モノをモノとして何も考えずに「出す・分ける」を単なる作業としてやっていただきますから、誰でも出来るはずです。会社の場合はあえて、「自分のものではないもの、自分の部署以外のモノを出す・分けるまでやる」という方法の方が迷いがなく早いのです。もちろん、この行程では

   絶対に捨ててはいけない!

という鉄則を守ります。4つのステップにないことはしないのが鉄則です。「分ける」までの最初のゴールに到達できたら、そこから先の「選ぶ・しまう」は想像以上に簡単です。連休にたっぷりの時間がある人なら、「分ける」までやり切って、そこからゆっくり頭を切り替えて「選ぶ」の作業に移行するのもおすすめです。

   まだ捨てていないことの安心感

は、想像以上に大きく、落ち着いて「選ぶ」の作業に取り組めるようになります。

片づけのメソッドは数多く紹介されています。どのやり方を選ぶのであれ、「捨てる」の呪縛から解放される体験を是非この連休にお試しいただきたいものです。