AI導入で職場が変わる!人事業務の未来

 職場環境や働き方を大きく変えるAI(人工知能)や、それを使ったチャットボット(人間との対話やメッセージのやりとりを行うコンピュータープログラム)の開発・発表が加速している。それらは人事業務の一部を自動化する目的でも導入され始めている。

 例えば、最近のニュースによるとソフトバンクが新卒採用でのAI導入を開始する。過去データを学習したIBM社のAIであるWatsonが、エントリーシートを読み込み、項目ごとに合否を判定、人事業務に対するサポートを行う。これによって、作業工数が大きく削減されるだけでなく、統一された評価軸での公平性も高まるとされている。さらには、エントリーシート確認をAIが行うことで約7割の時間軽減が可能になり、その時間は人事担当者が応募者とのコミュニケーションに有効活用できるようになる。

 他にも、チャットボットの出現が、定型的な採用業務における人事と採用候補者のやりとりに活かせるという事例もある。アメリカでは人事業務へのAIチャットボット導入に対して、「AIを脅威とは考えていない」と答える人事担当者が半数を超えると言う。AIのサポートによって生まれる作業的時間的な余裕によって、より人間味のあるコミュニケーションのチャンスを作ることもできるのだ。

これまで、ビジネスにおいて「ロボット」とは、工場における実体のあるものだというイメージが定着していた。今でも「AI」と画像検索すると、どうしてもSFイメージの強いロボット風のものばかりが出てきてしまうもので…


まさかのイケメン人事部長⁈

 もちろんこんな人事担当者がいるわけでなく、AIなどで研究開発されてきた技術は、職場の業務を自動化する実体を伴わないロボットという形で、私たちのビジネスに普及していく兆しを見せている。実際、先述した採用活動のように自動化により感情を排した方が精度が高くなる業務は、意外と多いものだ。AIもロボットも、人とは異なり、疲れることなく、常に一定のパフォーマンスを発揮し続けられるからだ。人に対する個人的な感情や文化的な偏見を持つこともない。

もはやSFではない職場環境のAI改革

 AIは長年人間が抱き続けてきた構想であり、長い職場環境改善の現場に求められてきたモノである。それがついに近年の技術の進歩により、実用化が現実となりつつある。

 AIにも、すぐに導入できるものも、学習プロセスに時間がかかるものもある。導入や操作が簡易なものも、大掛かりな作業とデータサイエンティストが必要なものもある。当然、導入したのに使いこなせないというのは大きなリスクとなるが、AI時代の到来に向けての最大のリスクは、有用なものにも関わらず、新しいものアレルギーによって導入できないということなのではないだろうか。そうした前例のないものへの取り組みに慎重になりがちな日本企業は、AI技術とその実用において、すでのアメリカなどの企業に遅れているとされている。

 ソフトバンクのような事例はあるものの、海外での最新技術やコンセプトを含めて、常に情報収集に気を払い、スピードアップを心がけなければ、さらに大きな遅れをとることにもなる。


ソフトバンクはやっぱりこちら?童顔系人事部長

 職場環境の改善や改革に大きな影響と恩恵を生む存在として、自社の業務や職場環境改善に活かせるAI技術とより早く出会うための取り組みだからこそ、瞬発力と人間力を発揮したいものである。

参考資料
http://japanese.engadget.com/2017/05/29/ai-75/
https://forbesjapan.com/articles/detail/16648/2/1/1

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