リバウンドしない職場のダイエット

企業が社員採用に苦戦する昨今、事業内容や業績、成長性を重視する応募者が多い中、労働環境を判断基準に入れる人も増えている。

東洋経済ON LINEによると「オフィスがきれいな会社100ランキング(出所:エン・ジャパン「カイシャの評判」」では、1位に5社が同ポイントで並び、日本ヒューレット・パッカード、リクルートライフスタイル、リクルートキャリア、ヤフー、日本オラクル。外資系やIT企業、リクルートグループが上位に目立つ。

労働環境向上を目指す多くの会社の抱える悩みは「書類の多さと、片付かない机」である。片付けが職場のダイエットと称されることもあるように、ダイエットも職場環境の改善も最大の敵とされているのは

 リバウンド

古い習慣が新しい習慣に勝ってしまうことがリバウンドであるが、ダイエットも職場環境改善もそこに共通しているのは、リバウンドする原因と防ぐ方法を知らずに「自己流でやっている」ということだ。ダイエット経験者のうちリバウンドするのは60%とも言われており、さらにはあれこれ違った方法を自己流で試してみてはリバウンドを繰り返すという経験が、「また失敗するに違いない、継続するのは難しい」という概念を作り上げてしまう。リバウンドの原因と防止方法を知っていれば、改善後の状態を継続させることは可能なのである。

社内片付けは意識改革

「何度もプロジェクトチームを作って片付けに取り組んだことがあるが、続かない」
「以前にもやってみたことはあるけれど失敗に終わった」

職場の片づけで、こんな言葉が聞こえる場合は、職場環境改善のリバウンドのループが始まっているサインである。リバウンドなしの職場環境整備を可能にした企業では、経営者はもちろん、役職者の意識づけ研修をしっかりと行っていることが、大きく差をつけていると言われる

1.プロの指導を受けて、十分な準備をしてから取り込む
2.職場環境改善や片付けのリーダーを育成
3.片付けやファイリング改善における社内共通の「認識」と「型」を徹底する
4.筋トレのように「片づけの型」を繰り返して習慣づけしていく

いづれにしても、重要なのは意識の差である。捨てる技術や収納技でも、きれい好きの社員の有無でもない。身体のダイエットの成功は、計画的なプラン、目標達成時の幸福感のイメージ、そして、心の執着を改善し内面を整えることである。

リバウンドしない職場環境の改善、職場のダイエットも同じではないだろうか?会社としての目標や社員の幸福度にしっかりと内面から向き合い、職場や社員の特性や働き方の癖そのものを知る。古い習慣を繰り返す原因を把握する。ムダを減らし、社内環境を整える職場のダイエットは、一見遠回りに見えても実は業績向上と優秀な人材採用への第一歩である。

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