性格のいい会社、性格のいい社員

先月半ば、SNS上での「できる若手が会社を辞めた理由」という投稿が、リツイート数約40000、コメントは6000超えがつくという反響を呼んだ。

【できる若手が仕事を辞めるので理由を聞いたら、上司から「だらしないわけでもない服装を注意される」「職場内メールの言葉を細かく訂正される」ことが決定打だったそうだ。それだけ?と思ったが「そんなくだらないことをこの先ずっと気にしなきゃいけない文化が嫌になって」と言われて納得。】

反響を呼んだのは、投稿者自身が「できる若手」と認識していた社員があげた辞める理由に「それだけ?」と拍子抜けしながらも、表面的な理由以上にどこかで共感・納得したということではないだろうか。寄せられたコメントには、若手社員を擁護するものが目立って多いが、「本当の理由は違うのでは?」「若い人が辞める理由は、その表層的なところが原因なのではなく、その職場の未来に希望が持てないから、ここにいても時間の無駄って思うからなんだよね」と、深く分析する声も出ている。

「できる若手」は、その会社が、その仕事が、そもそも好きだったのか、自分の未来にマッチしていると感じて就職したのか。

働き方を改革する、働くとは何なのか。生活の不安を解消するための行動にしてしまってはいないだろうか。

企業のクチコミサイトVorkersには「性格のいい会社」ランキングがある。その抽出法の対象は

・風通しの良さ
20代成長環境
・社員の相互尊重
・ワークライフバランス
・女性の働きやすさ

この5つ。離職率の高い会社、採用に苦労する会社の問題トップ5でもあり、報酬の中でも「非金銭的報酬」として重要視されているものだ。

これらを会社の性格判断の指針として捉えるのはユニークであり、会社も性格・個性を持つ生き物のように扱ってみることで、その会社の存在の意味、置かれている状況、改革すべき点が明確になることもあるのではないだろうか。

会社とは性格や個性を持った生き物であると言っても良いだろう。会社と社員とクライアント、それぞれの性格をお互いにどうやって知り合おうとするか、楽しみ合い、活かしあえるのか。

日本では会社が誕生してから10年生き延びられるのは全体の5%とされている。会社の未来の構築はもまさに性格ありき。性格のいい会社と性格のいい社員とが創る「働き方」の積み重ねでもある。実際に、前出の非金銭的要素に焦点を当てて社員を採用・教育している企業は、世界共通で躍進している。

今回の40000を超えるリツイートは、自身の働き方の現状に対して何かしらの想いを感じている人の反応なのだろう。会社の未来には、性格の良さも重要だという証である。

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