セミナーレポート
環境とは何か?そして、環境の中でも特に特殊で、複雑と言っていいのが職場環境。職場環境を構成しているハード(見える環境)とソフト(見えない環境)を把握することからスタートしました。
ご参加の皆様には実際に、ご自身の職場の中にあるハード(見える環境)とソフト(見えない環境)の棚卸しをしていただくことから、社員ひとりひとりの感情、オフィス家具の配置、書類や資料の片付き具合、照明や空調、そして社名まで、ありとあらゆる要素が職場の環境を構成していることを再認識していただきました。
改善しようとしているものが何なのかを完全に理解する、状態・状況を把握することで、それが大きな「環境」であっても、必ず対応策が出てきます。
また、毎日触れている会社のデスクも環境のひとつであり、さらには社員の心身の健康、パフォーマンス、そして会社全体の業績にも影響するということもご理解いただけました。
終了後のアンケートでは
「社員ひとりひとりの感情で環境が変わるとは、思っていなかった」
「環境の考え方が変わった。実践して活かしたい」
「自分の半径2m環境の構築実践はすぐやりたい」
「片付けは、捨てることが目標ではないという新しい概念」
「自社の問題点の解決策が多く含まれていた」
「習慣と環境がワンセットだという気づきがあった」
「言葉が環境になる」
「あらためて、職場環境の大切さに気づいた」
などのご感想をいただきました。
職場環境改善、働き方改革は、「時短」「女性活用」「在宅ワーク」「ダイバーシティ」などの習慣改善のみに注目が集まりがちですが、そういった習慣改善を成功させるにも、習慣と環境はワンセットとして捉え、相互サポートで改善・改革をしていくことが大切です。
ひとりひとりが自分を中心にした半径2mの環境の幸福度を高めることで、大きな環境も変えていけるということを、皆様と共有できたセミナーでした。
【講師】
永田広美 株式会社カルチャリア ワークスタイルコンサルタント
著書